頼(Lai)さんの出版本「音をつくる」
ヴァイオリン製作者の頼 徳昌(Te Chang)さんからの贈呈本
「川口の匠 音をつくる」。
頼さんは台湾出身で、日本の大学(建築工学)へ留学、入学式直前に
突然として方向転換,「東京ヴァイオリン製作学校(伝説のマイスター
無量塔蔵六氏設立)」へ入学、6年在籍して卒業された方。
都内で修業を重ね、のち独立。在日30年を経て今や 現代の名工と呼ば
れるにふさわしい技量を伴なった人格者!です。
建築家の父と音楽好きな家族に育まれ、建築学志望で来日。東京ブラブラ
歩きの神田は、ある楽器店頭にて「Vn製作学校」のポスターを目にしての、
一瞬の閃きが 人生を変えることになったとか。
こういう偶然が、今 日本の音楽界を支えている不思議。
東京在住のプロヴァイオリニストのみならず、地方のアマチュア迄
修理調整サポートを含めファンの多い方でもあります(先月は3日間、
岡山に)。ぜひ日本に永住して さらなる名器の製作と演奏者サポートに
励んでいたたきたいものです。贈呈本のお礼にかえて。 (HN)