大フィルマチネと瑞風

ヴァイオリン講師の田中郁也です。

安芸高田市の室内楽が終わり、18日(月)から大阪フィルリハーサルのはずが…

岡山駅に着いたけど地震の影響で新幹線が止まってる。13時からリハーサル開始なのに間に合わないかも…

と不安になりましたがどうしようもないので事務局にすぐ連絡を入れて、あとは落ち着いて譜読み。結局リハーサルは中止になり19日(火)から大阪入りになりました。

指揮:井上道義
ヴァイオリン:成田達輝

<曲目>
ビゼー/歌劇「カルメン」第1組曲
ワックスマン/カルメン幻想曲
マルケス/ダンソン 第2番
マルケス/コンガ・デル・フェゴ・ヌエボ
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28
バーンスタイン/「ウエストサイド物語」 より “シンフォニック・ダンス”

19日(火)、何事もなくリハーサルスタート。出演者、関係者皆怪我もなく無事で良かった。

リハーサル後は2007年までミラノスカラ座のヴィオラ奏者として活躍され定年退職された今はイタリアの音楽院で教えていらっしゃる方にレッスン受けました。とても熱心に指導して頂き、今週もう一度レッスンしてもらえる事になりました。

バーンスタインのシンフォニックダンスは大学1年生の頃のオケ定期演奏会のメイン曲。演奏会当日、朝起きたら体が変。オケ担当の先生に連絡してすぐ病院に行ったらインフルエンザと診断。オケの先生に相談したら「君が弾けるなら来なさい。演奏家はどんなに体調悪くても、親が危篤でも絶対にコンサートの穴は空けられない。無理にとは言わないから君の判断で」。という事で人生初めてのインフルエンザで演奏会に出た思い出の曲。そのオケ担当の先生は昔、大フィルのコンマスをされていた稲庭達先生。誰よりも情熱的で音が美しく憧れの先生でした。今、生きていらっしゃったら大フィルにお世話になっているお話もしたかったな。

マルケスのダンソン2番は初めて聴いたけどラテン系のノリの良い曲。カッコいい!

ワックスマンのカルメン幻想曲はサラサーテのカルメン幻想曲よりさらに難しいヴァイオリンの名曲。ソリストの成田逹輝さんの素晴らしい音とテクニックに魅了されました。

どの曲も最高に良い曲なので弾いてて本当に楽しかった。

大阪、ザ・シンフォニーホールで大フィル終了(16時)後はすぐ移動。

18:30の福山初「瑞風」に乗車して演奏。

無事現場に到着出来るかが心配になるスケジュール。

人身事故や地震の影響もなく無事乗車。

フルートとのデュオで20分のプログラムを3回演奏。

揺れる車内を10号車から2号車へ、、次は5号車へ、、と移動。これがかなり大変。演奏中もかなり揺れますが、揺れを利用して重心を移動したりすると、普段より足に意識がいくので訓練にはとても良いような気がする。

演奏後は山口県の徳山で下車。1泊してただいま朝の新幹線でマレットに向かっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください