広響定期演奏会
ヴァイオリン講師の田中郁也です。
6/8(金)は広響の定期演奏会でした。
プログラムは
フルートとオーケストラのための夜想曲(ザンドナーイ)
フルート協奏曲第1番ト長調(モーツァルト)
交響曲第4番ヘ短調(チャイコフスキー)
前半のフルートソリストはウィーンフィル首席カール=ハインツ・シュッツさん。美しいフルートの音色が聴けるだけでなく一流奏者と舞台上で一緒に音を重ねられる時間は幸せでした。先週、岡山のJホールにハープとのデュオで来られていて、楽器は違うけど聴きに行きたいなと思いながらレッスン時間と重なっていたためやめておいた。そしたら次の週に共演できた!(チラシを見て聴きに行きたいと思ったときには広響でソリストとして来られる事を知らなかった)
チャイコフスキーの4番は大学時代の授業と定期演奏会で弾いて以来10年ぶりくらい。当時弾けなくて先輩に「一人で弾いてみて」と言われた苦い思い出の曲だけど今回は燃えました。
本番直後にコンマスとすれ違った時に「暴れてください👍」と声をかけられたので思いっきり弾きました。最終楽章では自分の弓の毛が1本2本とどんどん切れて行く。曲が終わると1stヴァイオリンの何人かも毛が数本切れている。ここまで皆の毛が切れてワサワサしているのはなかなか見ない光景でした。
今回1番印象に残ったのはシンガポール出身の指揮者カーチュン・ウォンさん。豊かな音楽性と的確な指示。音楽への愛に溢れていて真摯で情熱的。この人のもとで音楽をしていきたいと思える指揮者にまた出会えた。
久しぶりの広響は、演奏後舞台上で感動してうるっときてしまいました。
そして今日は広島の安芸高田市、田園パラツィオホールで1日リハーサル。帰り道にはヤギが道路にいました…
先週は広島の同級生と「100億円トリオ」を結成。100億円トリオのデビューコンサートは12月にドヴュッシー100年という事で、ドヴュッシーヴァイオリンソナタ、ドヴュッシーチェロソナタ、ドヴュッシーピアノトリオを演奏します。
名前の由来は…
100万ドルトリオ
ルービンシュタイン(ピアノ)、ハイフェッツ(ヴァイオリン)、フォイアマン(チェロ)。
三千両トリオ
中村紘子(ピアノ)、海野義雄(ヴァイオリン)、堤剛(チェロ)
から(笑)
岡山の「ぼっけぇトリオ」広島の「100億円トリオ」どうぞよろしくお願い致します。