コンチェルト共演を終えて
ヴァイオリン講師の田中郁也です。
22日(金)に長年の夢であった広島交響楽団との共演が終わりました。
これを逃したらもうチャンスはないぞ!と気づき思いきって受けたオーディション。オーディション合格から本番までの約3ヶ月間、気持ちが揺れ動く毎日。
3日前の指揮者合わせでは楽譜に書かれた意味を指揮者の末廣先生と確認。
2日前のオケ合わせは、オーケストラとの合わせ方がわからずオーケストラに気を遣って聞こえて来る音に合わせてしまうような弾き方をしてしまった。この日、「自分の百パーセントをぶつけないと後悔する」と強く思い、次の日は思い切り弾いた。
そしたらオーケストラの反応も変わった。本当によく聴いてくださってて、団員さんのアドバイスや暖かい言葉が、音からも感じられた。「言葉ではなく音で伝える」という本質。
前よりも良くなった所、まだまだ足りない所、「全部含めて今の自分を見て頂ける機会に恵まれた事」
指揮者合わせ、オケ合わせ本番を含めた4日間はとても良い経験になりました。経験しないとわからなかった事が沢山学べました。
演奏後はもうフラフラで…技術不足を痛感しましたが、この経験を糧にこれからもしっかり学んでいきます。
そして、こんなにも沢山の方に応援して頂ける事を幸せに思います。
本当にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
広島へ出発前に倉敷で見つけた「冬に咲く桜」