SADAO WATANABE Re-Bop Night2017を聴く
”ナベサダ”さん、こと渡辺貞夫。
(ホール入口のポスター 今晩のコンサートテーマはビパップ)
かって親しみと敬愛をこめて、「さん」づけで呼んでいたビッグアーティスト。歳末 全国ツアーの一つ、岡山ライブを聴きました、昨夜。場所は、おかやま未来ホール 500席。他地区のツアー会場に比べ圧倒的に小さなホールですが、お蔭で 息づかいが伝わってくるようなライブ感が味わえ満足この上なし。地方の特権です。
(開演前のロビーはオールド?ジャズファンでいっぱい)
吹きっぱなし、立ちっぱなしの演奏を2時間、パワフルに瑞々しい音色で魅了したサックス奏者の年齢は84才!老いや若さはトシに関係ない、を体現されているナベサダさん、凄い!
かって「吹奏楽指導者講習」で1時間の講演をお願いしたことあり(伊勢志摩・ミュージックキャンプ合歓の郷)、壇上での開口いちばんが「俺 話すことなんにもない・・」。仰天して とっさに”質疑応答”版に切り替えたけれど、「みんなに悪いから俺1曲 吹くよ」。で無伴奏で数曲。実にみごとな演奏で皆さん納得、この人には「言葉はいらない」(豊かな人間性。この時から隠れファンになる)。
昨夜はオリジナル曲多く、けっこう”解説”されていました。ラストも自作曲「クリスマス ドリーム」。しみじみと情感あふれるいい曲。あの時の思い出と音が重なりあって、ちょっとウルウルのライブ。84歳・ナベサダさん いつまでも、いつまでもステージを飾って。(HN)