川島 基のショパン ソナタ3番を聴く
爽やかな土曜 昼下がりの岡山・県美ホールは
川島 基ピアノリサイタル。
この小ホールで、どんなショパンを聴かせてくれるのか楽しみに訪れたのですが、もう一度聴きなおしたい程の充実感を味わいました。ピアソナタの最高傑作といわれる、ショパンの3番。西ドイツ紙に”黄金の手”と評価されたというその力量は、今日のショパンでも余すところなく発揮されていました。プログラムでも後半を2曲、ノクターン27・2を前におき ホール空間を優美な雰囲気に浸らせ、そして3番をじっくり聴かせて聴衆を納得させる(岡山公演では十二分に達成!)。その技術・演出もみごと。25日の東京公演の成功へ期待 大です。
この地では、いずれ倉敷芸文館か ゆるびの舎ホールで聴き直してみたい。主催者のみなさん、よろしく。(HN)