天神山プラザの 鴨井敦子さん
ピアノレッスンやソロ演奏のみならず、近年 伴奏者としても高い
評価を得ている鴨井さん。
(今日の鴨井さん 休憩時間 このあと2部)
それを確かめたくて現場探訪は、きのうの岡山・天神山プラザ。
ところで、
コンサート(聴く側)の楽しみの一つに、”脳内活性の場にする”が
ありますね。つまり”空想と妄想の時空間化”という頭の体操。
今日のテーマを「伴奏者の条件とは」、にしました。
1)人間性・・ソリストだって相手を選ぶ権利がある
2)音楽性・・ソリストより優れていると認めさせる力量
3)奉仕性・・ソリストを気持ちよく演じさせるサービス精神
こんなものかな。でも伴奏って難しいですね、これをクリア
してソリストに達成感、聴衆に満足感を与え、かつ伴奏者は、
自分の世界で反省ばかりしなければならぬ立場(冷静に客観的に)
なんですから。
そこで今日の鴨井さん。
全作品(6曲)をかなり綿密に読み込まれたのでしょう、
曲趣の情感を精緻な音色に仕上げ、まるで通奏低音のようなベースを
もってソリストの想いを乗せ、絶妙のサポートをされていました。
(ソリストの柴田久美子さん と)
(ように映った)。全曲が”日本のうた(小林秀雄作品集)”だった
かも知れません。でも 何故ここまでやるわけ?帰路この?は氷解
です。聴衆100余名の方々みなさん旧・現”うた”世界のプロ集団
だったんだ。絶対(ソリスト・主宰者じゃなくて)気の抜けない、
お客さま。そこに目線をあてておられたんですね。その視点が凄い。
今や伴奏者として引っ張りだこの存在感も、納得できました。
(アンコールは”まっかな秋” みなさんご一緒に)
26日も「イタリア歌曲の夕べ・ルネス」で6名の歌手伴奏を
担当されるそうです。
名伴奏者への道、大成を期待してやみません。 (HN)