圧巻!四天王寺「聖霊会」の声明と舞楽 公演
2500席 満席の大阪・フェスティバルホール(10日)。
(プログラム 表紙)
お誘いくださった四天王寺・森田管長のお言葉、「古人の精神性に
思いを馳せながら鑑賞してみたら?」。
(演奏曲・一部 舞楽法要 二部 入調舞楽 写真は四天王寺庭園での舞)
四天王寺建立 聖徳太子の御霊法要が起源とか。千年の時空を超え
営々として受け継がれたそれを、今日 易々とホールで鑑賞できる
不思議。上演2時間45分、緩々と流れるこの不思議な時間・・。
鍛えあげられた声明、煌びやかな衣装と様式美の極致のような舞。
千年を超え守り続け下支えてきたもの、それは「民衆」そのもので
あったことに気づかされます。圧倒されながらの実感でした。
普遍化しすぎて?日常に埋没してしまった感のある仏教世界・・?
こんな時代だからこそ日本の”ゆたかな精神文化”再興に「聖霊会の
声明 舞楽」も今以上に”世”にでて大活躍していただきたいもの、と
つよく感じた一夜ではありました。 (HN)