エレクトーン・鳥居 達子の世界
久々 エレクトーンのオフィシャルコンサート、聴いてきました。それが
岡山県美ホール12日、鳥居達子リサイタル だったのは大変な幸せ。
(ゲストのクラリネット奏者は 赤坂達三さん)
鳥居さんを聴いてから もう10年は過ぎたかな。この間、楽器としての
エレクトーンも進化したけれど、今日の鳥居さんの演奏は さらにエレク
トーンを超えた音楽世界で「自己表現を最大限」している感じ。
多様なジャンルの楽曲を、独自のイマジネーションをもって豊饒な音楽に
仕立て、200席いっぱいの聴衆を満ち足りた心に昇華させた技は みごと!
プログラムは全8曲。特に自作曲がすばらしい。強いて2曲あげれば
「Voyage」(若人への応援歌、みたい)と「クラリネットとエレクトーン
のための薫風」(赤坂達三さんCla共演)。ストンと腑におちる とても
いい曲で余韻が残ります。
他にクラリネットデュオの4曲(アンコールも)は、ビックリするほど
「音」が溶け込んでいて 自然な響きで迫り聴きごたえ大でした。
これは演奏者の力量と上質な作風から醸しだされているのでしょうが、
これが鳥居さんならではの世界、なんでしょう。
久々聴いた エレクトーン。すばらしい演奏者と作品によって、再び拡がる
可能性を感じました。
(右・スタッフのヤマハ岩崎さん 右・コンサート終わって 鳥居さん)
鳥居さんの活躍、多いに期待しています。いい演奏をありがとう。(HN)