プレイエル ピアノ
ショパンが愛用したといわれる フランス製プレイエルピアノ。
中道郁代さんが、先のNHK・クラシック音楽館コンサートのなかで、
現代ピアノとの弾き較べをしていておもしろかった。
演奏比較曲は ショパンのワルツ”64-2”とノクターンから”遺作”。
プレイエルは 軽快できらびやかさがあって(コロコロした音・・)、
ショパンもこんな演奏してたんだ、とTVの中道さんとダブらせて納得。
一方 現代のフルコンサートピアノには 流れるようなのびやかさが
あって、ショパンが聴いたら(弾いたら)どんな反応したのでしょうか。
プレイエルは浜松の楽器博物館で目にしただけで、音を聴くの初めて。
中道姉妹がアメリカから帰国、浜松の地で天才少女と謳われた頃の演奏
がよみがえってきます。
プレイエルピアノは200年の歴史をもって数年前 幕を閉じた、とも
聞いています。ショパンは作品を残し、プレイエルはピアノを残して
今日の中道さんに受け継がれて生きています。
クラシック音楽の壮大な”いのち”を感じた年明けでした。 (HN)