フルート リサイタルの松下智子さん(ピアノ共演)

安達雅彦フルートリサイタルは 日本福音ルーテル岡山教会。

用意された50席がピッタリ満席で、しかもフルートファンばかりの

密度の濃いコンサートでした。

といっても 今日のお目あては、ピアノの 松下智子さん。

プログラム中「フルートとピアノのための・・」の表題曲が全7曲のうち

4曲。これは もう伴奏でなくて共演そのもの。ルーテル教会の、あの

小さな小さなグランドピアノ(古いヤマハG2モデル)で、

練達のフルーティスト 安達さんに互して、松下さん どんな演奏を?

松下さんは、クラシックピアノ界でずっと「演奏活動」中心に活躍されて

いる、地方では稀有な岡山県人。さすが!でした。

ヘンデルから近代の大曲(J.ラウバー:ソナタ53)まで、フルートに

寄り添いながら、ピアノも主張しつつ曲調に彩りを加え より豊饒な音楽

に高め、聴く人を納得させた力量はヤッパリ凄い。

あのクラシカルなヤマハG2から、今日、ここまで多彩な音を紡ぎだして

もらえたヤマハの先人たち(HN生含め)は幸せ者です。

それにしても、と思ってコンサート終わって松下さんにインタビューしたら

訳ありでした。信頼おける「ピアノのお医者さん」を横浜から招いて、入念

な調整をされた、とのこと。

当り前ですが、いい演奏者といい調律師によって「いい音楽」がうまれる。

ピアニストはピアノを選べない。この厳しい現実のなかで最善の努力を重ね、

「アッという間に消えていく音」を 音楽として聴衆の記憶にとどめさせる、

それを見事に(そして、さりげなく)体現してみせてくれた 今日の

松下さん、素敵でした。                  (HN)

 

 

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