県庁 ミュージックサイレン
ヴァイオリン講師の田中郁也です。
今日は「三木記念賞授賞式」で弦楽四重奏の演奏でした。
今年の授賞式は少し特別な日。
約60年間、岡山県庁から流れていた夕方17時のミュージックサイレンが今日で最後だったそうです。
http://www.sanyonews.jp/sp/article/374769
ミュージックサイレンで流れていたのは「家路」として知られるドヴォルザーク作曲、交響曲第9番「新世界」より2楽章のメロディー。授賞式は17時に合わせて行われ、会の途中17時には皆で外に出て最後のミュージックサイレンを聴きました。
ミュージックサイレン設置当時の三木氏は
“「今度のミュージックサイレンは、岡山市全域に音楽を流して、時を告げるのであるが、岡山の子どもたちが、日夜、サイレンから流れる優れた音楽を耳にしながら、美しい感性を身に付けてゆくことに、大いに期待している。これこそ、私の長年の夢であり、願望であった。どうか、この点を考慮して、編曲に工夫を凝らして欲しい”」
という願いがあったそうです。
広島生まれの僕には馴染みのなかった事だけど、
子供達、町の人達に優れた音楽を届け美しい感性を…という願い。
そしてその音楽としてドヴォルザークの作品を選んでくれた事。
最後のミュージックサイレンを聴いて寂しい気持ちになったけど、今日は温かい気持ちで家に帰りました。