芳醇な 片岡ファミリーコンサートを聴いて・・
かんばんに偽りなし!これぞ 究極の弦楽ファミリーコンサートでした、
30日(土)の岡山県立美術館ホール。
片岡正義(チェロ)・映子(ヴァイオリン)ご夫妻とお嬢様のご家族
6名、合わせて8名によるソロとアンサンブルのコンサートです。
(出演の片岡ファミリーとピアノ伴奏 片山さんのプロフィール)
事前の興味津津は、何といってもお二人のお孫さん 初の協演。
どんな演奏をされるのか、本番前のリハーサルにも行ってきました。
(リハーサル 左 Vn:お孫さんの美月ちゃん 右 Vc:次女の典子さん)
(本番のカッコイイ写真撮れなかったので リハーサルのチェロデュオで)
11才・アメリカ生まれの美月ちゃん(Vn・Vc)と4才、オーストリア
生れの野亜君(Vc)。4才児用の分数チェロがあること初めて知り、かつ
見事に弾きこなしてしまう技量にビックリ。そして美月ちゃんのVnソロは
サンサーンスの協奏曲3番第1楽章、堂々たる演奏でした(リハーサル時の
皆さんの会話は総てドイツ語と英語・・)。
片岡ご夫妻は「鈴木メソッド」指導者としても高名ですが、この日のリハ
でお嬢様、お孫さんの演奏に接し「才能教育」指導法のありようと、力量
に十二分の納得感が得られました。リハーサルに立ち会えてよかった!
(大人ファミリーのリハーサル 右 長女千津さんの夫 Vn:シヨウ・クワンさん)
さて 本番。210席 みごとに過不足なしの満席。
ファミリーと云ってもプロ集団ですから「聴かせて」当り前。でも 終始
第1ヴァイオリンを受け持たれた 映子さまの、のびやかで瑞々しい演奏は
今日(31日)になっても印象に残ります(まさに シルバー世代の鑑み!)。
終曲のブラームス:弦楽六重奏曲第1番の 絶妙なアンサンブルでは、つい
眠りに誘われてしまうような心地よさでした。。
米国からお帰りになって15年程でしょうか、岡山活性へ演奏活動もぜひ続けて
欲しいなと思います。
今朝、コンサートに行った友人 二人から「この暑いなか 出かけてよかった、
とても聴き応えがあって 大満足」のメールが届きました。
国際色豊かな 片岡ファミリーの芳醇なコンサート。
ご来場210名のお客さまも 多分同じ思い、ではなかったかと・・。
(アンコール曲 ブラームスのハンガリア舞曲5番が終わって。ブラボー!
の黄色い声がかかりました。美月ちゃんもヴァイオリンで出演です)
片岡ファミリーに乾杯!! (HN)