岡響定演と前座?の弦カル
5月29日(日)、雨の夕暮れどき。
岡山交響楽団61回の熱っぽい定期演奏会が終わりました。
「未完成」で始まり、オッフェンバック/バレエ音楽「パリの喜び」で
締めくくる構成は 大変な盛り上がりで充実感溢れるひとときでした。
アマオケが永年、ハイレベルな演奏力をキープし続けることが、どれ程
難しいことか、容易に想像できます。
今日の棒も、常任指揮者の杉本賢志さん。尊敬の念がさらに深まりました。
さて 定演本番もさることながら、
秀逸の出来映えは前座?の弦楽カルテット。
(楽団メンバーで構成・ミソラ弦楽四重奏団 と云うらしい)
まさにオペラやバレエの「序曲」の役割り。ザワザワする客席の開演前
30分を気軽な曲で魅了、本番1曲目「未完成」の静かな導入部へ聴く心
を自然に導いてくれました。で、どんな曲?ハイドンの「ひばり」とか
ユーミンの卒業写真や少年時代、アトムや宇宙戦艦ヤマトなどなど・・
今日の「弦楽四重奏」で思わず注目したのは「ヴィオラ」。
このパートの演奏次第で、音楽が拡がったり縮んだりするのですね。
ソロ(メロディ)をとったり、全体を支えたりして 趣きの異なる全曲を
魅力的な音楽に仕上げ、会場を落ち着かせた今日の ヴィオラ奏者は
秋山すなほ さん。この方もアマチュアでしょうか、その凄い力量に
杉本さんに 変らぬ敬意を表します。
雨になっても いい日、いいコンサートに恵まれた日曜日でした。
ありがとう。 (HN)