紙けんばん
「紙けんばん」って言葉 聞いたことありますか。
今回の153回芥川賞受賞作・火花 に出てきて、ビックリです。
「火花」の主人公、徳永君の幼少時代の回想場面。
お姉さんがヤマハ音楽教室に通っているけれど、家には楽器がなくて
「紙鍵盤」で必死に練習している。
教室のエレクトーンに電源あること知らず(音でない)、困り果てて
いる娘の姿を目の当たりして 不憫に思った母親が見境なく、次の日
本物ピアノを買ってしまって 家中大騒動になった下り・・・。
これは「三丁目の夕日」のずっと後の話なのでしょうが、精神的には
日本もずっと豊かだったんですね、今より。
今、ピアノソナタ やっていても 家ではキーボードや電子ピアノの
子がいっぱい。
紙鍵盤レッスンしてたのは、「火花」の作家・又吉直樹さんのお姉さん?
それともモデルなし 純創作・徳永君のお姉さん?
現在 そのお姉さんとピアノはどうなっているのでしょう?
「火花」の爆発的 販売部数より、ずっと気になります。 (HN)