小さな野生「ある子猫の物語」2

当家の軒下に生まれた四匹の子猫ものがたりです。

(全6ページ中の書き出し1ページ目)

当主が付けた父ノラは フーテンの寅、母猫の名はジジ。四匹の赤ちゃん猫は命名されるに至らずして、1ヶ月の仮り住まいをへて旅立つまでが、軽妙な筆致で描かれています。

当家とは岡山の小沢歯科、当主と物語の作者は院長の小沢先生。

1ヶ月にわたるジジ母猫家族との攻防、飼い主探しや、追い出し作戦から安全な暮らし場キープまでの物語。感情移入しながら一気読みでき、しかも猫を通して自然界のありようや文明批評に至る私小説に、猫好きならずとも感銘を受けること必定です。

 

ご興味おありで、岡山・原尾島近くを通ったら小沢歯科に立ち寄ってみてください。一冊頂けるかも。マレットへ連絡下されば回し読みでお貸しできます。

まぁ漱石先生猫より面白い。何しろこちらのジジ猫家族は、”いのち”をかけて日々を生き抜いていますから。(NH)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください