懸命に生きる 坂本龍一氏を観る
NHKMusicSpecial
゛Ryuichi Sakamoto゛
を観る。5日夜のTVです。
2014年、咽頭癌を
発症し2022年には直腸癌と闘う凄絶な生き方のなかで、ご本人いわく、これがラストコンサートになる、でした。
「全曲通しの演奏はもうできない、1曲ずつ演奏し編集してコンサートにした」。
ナレーションはなく坂本の語りとモノクロ版ソロ演奏でした。シンプル。
60分におよぶ自作曲の静謐な演奏は、魂の叫びのようでもあり、その気迫に圧倒された次第です。
作曲活動はこれからもずっと続けていきたい、新年は大曲(シンフォニー?)を仕上げたい、とか。
ラスト1曲は、やはり゛戦場のメリークリスマス゛でした。ピアノに向かい笑みを浮かべ演奏する、穏やかな表情が強く印象に残っています。
70才、彼は懸命に生きています。
あす7日はロシア正教におけるメリークリスマスだそうです。(NH)