もう一つの国葬
凶弾に倒れた元総理には衷心よりお悔やみ申しあげます。
先の増上寺における葬儀は荘厳でした
その上で、一市民的に評価の定まらない人の国葬は、国家のありよう、民主主義と全体主義、国民に等しくあるべき憲法のありようを、否応もなく個人に突き付けたものでした。
この国のかたちが、よい方向に変わっていく転換点になったとすれば、国葬の価値もあるのかも知れません。
それにしても、あの自衛隊・音楽隊の”国の鎮め”という神道楽曲演奏にはビックリでした(レクイエムの名曲、数あるなかで)。
昨日、かの国の故エリザベス女王が4枚の”切手」となって登場するニュースが流れていました。いわく
「他に類を見ないほど公共のサービスに献身したことへの敬意」、と。生前の実績により国民的評価の定まったお方の煌びやかな国葬でした、英国は。(NH)