OZONE60 岡山公演を聴く
小曽根真 今日(27日)の公演は、いつになく、かなりメッセージ性の高いコンサートになりました。
「戦争が始まった、今日この会場で皆さんとご一緒できる幸せを感じます。平和への願いを届けましょう、戦争は絶対ダメです!」
これが小曽根さん、冒頭のメッセージでした。
演奏曲は神戸やポーランドをモチーフにしたオリジナルからプロコフィエフ、サプライズでサキソフォーン奏者との競演、即興など。
音楽のジャンルを軽々と超えて心に迫る”小曽根ワールド”は1000余の聴衆の心とともに ウクライナまで届いたのではないでしょうか。
コロナ禍、無声のなかでの万来の拍手が”2時間の物語”の証しでした。反戦・非戦、平和への祈りは通奏低音の響きとしてずっと流れていました。
OZONE60 「若かった頃ゲーリー・バートンやチックコリアと演奏し育てられて今がある、私も若い世代に恩返ししていく」が60才の結びでした。今日のサプライズSX奏者は中川さん24才。
やっぱり小曽根さん、只者じゃない。(NH)
「なぜ当日まで曲目が発表されないのかなぁ」と思っていたのですが、それは、当日までの出来事や情勢、会場の雰囲気等によって演奏する曲や内容が決まるのだと感じました。「JAZZっておもしろい!!」そして、小曽根さんが静かな曲の時に出す音も生で聞くと、とっても良かったし、今までの経験や実績が溢れ出ているのを感じれて、とても満足したコンサートでした。