ミュージックサイレン/ 聴衆の心に響く”エッセイ3本”
3日の「保科アカデミーコンサート」終わって、今週教室で耳にしたこと。
(コンサート当日の受付 コロナ対応に注力)
「プログラムの巻末エッセイが面白かったので隅々まで読みましたよ。挨拶文、曲解説まで」。
VnレッスンI君のお母さまと、もうお一人です。コンサートの数日後にプログラム解説が話題にるとはほんとに珍しいことですが、(NH生)も同じ想いでした。
エッセイのお三方
・コロナ禍に思う(有田さん):オケと仲間と音楽を愛する心情が切々と、てらいなく・・
・遠き山に日は落ちて(鷲野さん):さりげない日常生活の目線から音楽を語るおおらかさ(たぶん激務の仕事場から発信されているのでは、と)・・
・棒振りのひとりごと(秋山さん):秋山ヒストリー。このオーケストラが25年変わらぬ 志しをもって維持成長を続けていることが、よく理解できます。
(お三方のエッセイから 秋山さんの”ひとりごと”)
たまたま私たち聴き手3人が共感したことは、さらに多くの聴衆の心に響いていたことでしょう。音楽を生業としないハイアマチュアオーケストラの確たる存在、ここにあり ですね。
ところで読み進むうち、「秋山ヒストリー」お父上の県庁の家路・・のところで目が動かなくなりました。
(現在の岡山県庁 屋上にはもう見当たりません)
それはミュージックサイレン。
かって岡大の糸賀先生がヤマハ本社へ乗り込んで!来られ「岡山県がミュージックサイレンを廃棄しようとしている、岡山文化の危機だ、存続支援せよ!」と。で、密かに岡山県庁を訪れた記憶が突然蘇りました(上司指令)。夕方5時 鳴っていたのは、まさにお父上の「家路」。その時期はまだ頑張って存続できたんですが、2016年ついに廃止、同じく浜松・ヤマハ本社の「家路」も2018年で鳴り止めになったそうです(岡山県庁、ヤマハホームページより・部品調達不能で廃番)。
プログラム1葉からいろんな思いが拡散していることも面白いですね。
それにしても「新世界」は凄い曲です。 (NH)