HOSINA ACADEMY 2021定演を聴く
コロナ解除の初日10月3日は快晴 ”新世界”の日でした。
保科アカデミー室内管弦楽団の秋はドヴォルザーク三昧。
スラブ舞曲第1集全曲と9番「新世界」です。アンコール曲も「ユーモレスク」など。
(コンサート開始前 楽曲解説する秋山指揮者)
2年に亘るコロナ禍で、音楽を生業としない社会人の集まりが、ハイレベルなオーケストラをどう維持しているのか。怖いような興味と関心でコンサートに行きました。
それは、指揮者と団員の執念のような気迫が”音”を通して響いてきて見事なものでした。高度なアマチュアイズムの神髄みたいなもの、なのでしょうか。あの、音楽好きが誰しも通過した(であろう)、新世界の第二楽章。
指揮者と団員の根っこにある想いを、この時期のプログラムに凝縮させたんだなあ、と解釈しつつ”家路”についた日曜日でした。(NH)